荻窪街歩き ~天沼弁天池公園~

今日も雨ですね。
曇りだったり、雨だったり、梅雨あけまでにはまだしばらくかかりそうな今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
画像はPeter NguyenによるPixabayからいただきました
梅雨まっただ中で、雨がちではありますが荻窪駅近辺のお散歩スポットなど…。
『天沼弁天池公園』
杉並区天沼、天沼八幡神社のちょっと先にある杉並区立の公園です。
もともとは天沼八幡神社の境内の一部だったそうで、敷地内には湧水の出る大きな池があり、この池が「天沼」という地名の由来になったとも言われているそうです。
その後、西武鉄道の所有地となっていましたが、2007年に杉並区に売却され、杉並郷土博物館の分館がたてられたり、広場が整備され、公園として解放されています。
公園内には、広場の他小さいお子さんたちが遊べる遊具や、散策できるスペースなどがあります。
*広~い広場と遊具たち。遊具で遊ぶお子さんたちもいますが、あたりを散策したり、広場で駆け回るお子さんたちのほうが多い印象があります。大人がトレーニングをするほど広くはありませんが、そこそこ駆け回り甲斐のある広場です。
*ミニすべり台(?)&おっきいすべり台。 この他にばね仕掛けの椅子?(乗ってビヨンビヨンするやつ)があります。
*曇りの日に撮ったのでちょっと不穏な空ですが…。 花壇などもあって、いろいろなお花が(わりといつも)咲いています。
図書館の臨時窓口とか
*杉並中央図書館の長期改装に伴い、臨時窓口が天沼弁天池公園内に開設されています。蔵書はないので、その場で選ぶことはできませんが、予約した資料の貸し出しや、返却などをすることが出来ます。
池もあります。
*この池は、天沼の由来になったという池ではなく、後年作られた人工池。湧水の池は、近隣の宅地化などにより湧水が出なくなってしまい、枯渇してしまったそうです。……残念。
そして、敷地内には杉並郷土博物館・分館もあります。
こちらでは今、高橋昌嗣氏の写真展「文士の逸品」が開催されています。
「文士の逸品」という本をご存知でしょうか?
月刊「文芸春秋」で以前連載されていた、写真家・高橋昌嗣氏と文筆家・矢島裕紀彦氏が二人三脚で撮影・取材した日本の誇る文士たちの愛蔵品の数々一冊にまとめたもの。
掲載された写真の中でも、杉並区にゆかりのある文士をピックアップした写真展です。
特に縁の深い井伏鱒二、与謝野晶子の他、え~っ!?杉並に住んでいたことあったの?という作家さんまで、約20点ほどの写真が展示されています。
また、大の釣り好きであった井伏鱒二氏の釣り具なども展示中。
*釣りを愛するあまり、本名の滿壽二を鱒二に変えてペンネームとした井伏氏。写真の他、実物の竿も展示されていました。著作に『川釣り』という本もあるそうです。面白いそうです。
そして、杉並区に住んでいた作家さんではないですが、『作者オススメ文士の逸品』も期間限定で展示されています。
現在は池波正太郎氏ゆかりの品々の写真が展示してあります。(*展示期間は7/7迄)
大きい展示会ではありませんが、かつて「阿佐ヶ谷文士村」という文化サークルがあったほど、詩人・小説家の集った、阿佐谷、荻窪をはじめとする杉並区。
好きな作家さんが実は杉並区とかかわりがあって、そのゆかりの品々が展示されているかもしれません。
また、近隣には、美味しいお店もそろっています。
雨が続いて遠くへ行けないなぁ~という時は、のんびりご近所の『お散歩』などいかがでしょうか?
お気に入りのスポットをぜひ見つけてみてください。
『天沼弁天池公園』
住所:杉並区天沼3-23-1
開園時間:24時間災害時の一時的な避難所となるように、夜間も解放されています。
杉並区HP:https://www.city.suginami.tokyo.jp/index.html
『杉並郷土博物館・分館』
住所:杉並区天沼3-23-1(天沼弁天池公園内)
Tel 03-5347-9801 Fax03-5347-9802
杉並郷土博物館HP:https://www.city.suginami.tokyo.jp/histmus/
区民参加型展示『写真家・高橋昌嗣がみた 文士の逸品 ~杉並ゆかりの文士たち~』
期間:2019年4月20~7月7日 会場:杉並区郷土博物館分館 2階展示室
開館時間:9:00~17:00 休館日:毎週月曜日・毎月第3木曜日
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